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健康な身体は、良質な睡眠がもたらすもの
心身の健康は、「良質な睡眠」なしにつくることはできません。
「運動」や「食事」にどんなに気をつけていても、睡眠の質が悪ければ身体を健康にすることはできないのです。
睡眠は、ホルモンバランスや自律神経のバランスを整え、体内時計を調整するなど、身体の生理的な働きを支えます。ただ”疲れを取る”だけのものではないのです。
だからこそ、健康な身体を手に入れるためには、良質な睡眠を取らなければいけません。まずは、寝具などの睡眠具を見直し、睡眠環境を整えることから始める必要があります。
睡眠にある”3つの役割”
睡眠には大きく分けて3つの役割があります。
1.身体組織の修復
人は寝ている間、さまざまなホルモンが分泌されます。
中でも「成長ホルモン」は身体組織の修復を行うホルモンです。傷ついた細胞などは寝ている間に修復され、免疫機能も正常化されて健康が維持できるようになります。成長ホルモンは、疲労回復にも欠かせないホルモンです。
また、陽の光を浴びて15時間後に分泌されるのが「メラトニン」です。メラトニンは、生体リズムを調整する働きがあります。
朝になると自然と目が覚めますが、それは「コルチゾール」というホルモンのおかげです。コルチゾールが分泌されることで、身体が眠気から覚め、日中活動ができるようになります。
2.記憶の整理と定着
人が寝ている間、「レム睡眠(浅い眠り)」と「ノンレム睡眠(深い眠り)」を一定周期で繰り返しています。
まず、レム睡眠とは、脳がその日一日の記憶を整理したり、定着させたりする眠りです。そのため、人の身体は寝ているけれど「脳は起きている」状態といえます。
一方、ノンレム睡眠のときは、「脳も身体も眠っている」状態です。脳は記憶の整理や定着の作業をやめて、疲労回復に徹底します。
3.ストレスを軽減させる
レム睡眠とノンレム睡眠の周期は、自律神経を整えるのに役立ちます。
レム睡眠のとき、脳は覚醒状態に近いため「交感神経」が優位になります。一方で、ノンレム睡眠時は脳が休息状態に入るため、「副交感神経」優位の状態です。
この切替がうまくいくと、ストレスを感じることなく良質な睡眠が取れ、すっきりと目覚めることができます。
基本的には睡眠中は副交感神経が優位になるものですが、眠りの質が悪いと、眠り全体が浅かったり、レム睡眠ばかりでノンレム睡眠に入れなかったりして、交感神経と副交感神経のオンオフがうまく切り替わりません。この状態では、ストレスを溜めやすく、健康にも悪影響が表れてしまいます。
日本は慢性的な睡眠不足!?
良質な睡眠はもちろんですが、しっかりと睡眠時間を確保することも大切です。
日本に暮らす人の睡眠時間は、世界と比べて大幅に短いと言われています。1日の睡眠時間平均は7時間15分です。また、睡眠不足の人口は5人に1人とも言われており、日本に暮らす多くの人が十分な睡眠が取れていません。
睡眠不足がまねく健康リスク
睡眠不足状態の脳は、二日酔いに匹敵するとも言われています。睡眠不足はあらゆる健康不安を引き起こす原因になるのです。
例えば、睡眠不足は以下のようなネガティブな影響を及ぼします。
1.集中力の低下、注意力散漫
睡眠不足が続くと、脳の前頭葉の機能が低下します。この前頭葉には、以下のような役割があります。
- 過去の記憶を掘り起こす
- 論理的に考える
- クリエイティブに思考する
- 物事を的確に判断する
- 注意力をキープする
このような役割から、前頭葉は「全身の司令塔」とも呼ばれます。睡眠不足で仕事がはかどらない、物事を円滑に進められないと感じるときは、この前頭葉の機能が低下しているからです。
2.心身ともに病気を患いやすくなる
睡眠不足になると、多くの人は「疲れ」を感じます。また、体調が優れないと感じる人もいるはずです。このような状態が続くと、全身の病に発展します。
例えば、睡眠時間が5時間以下の人の場合、動脈硬化のリスクは倍増することがわかっています。また、4時間の睡眠時間が1週間続いてしまうと、糖尿病の初期患者と変わらない糖の処理能力になるため、血糖値が高まるなどの症状が表れるでしょう。
睡眠を良質にするための3つの要素
1.睡眠生理を整える
先に説明したとおり、睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。このレム睡眠とノンレム睡眠の切り替えがスムーズにいくよう整えていくことが、良質な睡眠を取るためには必要です。
また、レム睡眠とノンレム睡眠だけでなく、サーカディアンリズムを整えることも重要。このサーカディアンリズムとは「体内時計」のことで、まさに人間は、サーカディアンリズムに沿って暮らす生物です。
サーカディアンリズムは、25時間周期であることがわかっています。しかし、1日は24時間、少々の誤差があるのです。人間は「同調因子」という機能によって調整されています。簡単にいうと、体内時計が1日24時間に適合するよう、リセットする機能がついているのです。
同調因子には、「光」「食事」「運動」「時計などによる時間認識」「仕事などの外出習慣」などが挙げられます。これらの因子により、生活リズムが崩れることなく暮らすことができるのです。
2.睡眠環境を整える
寝室の「光」「音」「香り」にこだわっていますか?
「光」「音」「香り」を睡眠に適したものにすれば、睡眠環境がグッと良くなります。
室内の明るさは20〜30ルクスが理想とされています。ものの見え方で説明すると、室内にあるものがやっと見えるくらいのおぼろげな光です。寝るときは豆電球程度の明かりをつけると理想的です。
また、カーテン生地の選び方も大切で、遮光カーテンを完全に締め切るのはよくありません。朝日を感じられる程度のカーテンを選び、もし、厚手のカーテンを使う場合は、隙間をあけておくと安心です。寝具の色も重要で、原色などのキツい色は避けて、ベージュや薄い水色など、リラックスできる優しい色味を選ぶといいでしょう。
最近では寝る間際までスマホやタブレットなどを見る人が多いですが、ブルーライトは脳を刺激して交感神経を刺激してしまいます。寝る間際にはブルーライトは見ないように心がけてください。
周辺からの雑音も、実は睡眠の質を下げる要因です。しかし、ここで難しいのが無音でも睡眠の質が下がってしまうということ。実は脳は無音状態では緊張が高まってしまうのです。少し雑音が入るくらいの環境で眠ったほうが、良質な睡眠が得られると言えるでしょう。
ヒーリングミュージックを薄っすらと聞こえるくらいのボリュームで流すのもおすすめ。自分が心地よいと思える音楽をチョイスしてください。
アロマオイルなどの香りを嗅ぐと、心が落ち着いてよい睡眠を得られます。例えば、ラベンダーやカモミール、ローズ、マジョラムなどは睡眠導入におすすめの香りです。
他にも、睡眠前には必ず入浴するように習慣づけてください。
ぬるめのお湯に15分〜20分程度浸かると、リラックスできて質のよい睡眠が取れるはずです。
3.睡眠具を整える
睡眠具とは、マットレスや枕などの寝具のことです。
どんなに寝る前にリラックスできても、睡眠環境を整えても、睡眠具が悪ければ意味がありません。
とくに、睡眠の質を高めるためには「寝床内気候」を整えることが重要です。この寝床内気候とは、人と布団との間にできる空間の温度や湿度のこと。つまり、布団の中の温度や湿度が適切かどうかが重要だということです。
快適な睡眠のためには、寝床内気候が以下の範囲にあると理想的だと言われています。
温度……32〜34℃
湿度……45〜55%
適度な室温、湿度が得られるよう、寝具を含めた環境づくりを行いましょう。
睡眠の質を左右する寝姿勢
身体を真横から見たときに、背骨はS字のようなカーブを描いていることが理想です。この背骨の状態を、「生理的弯曲」と言います。
この生理的弯曲があると、直立時、頭の重さがちょうど重心に乗り、首などに負担を与えることがありません。しかし、この生理的弯曲のカーブが正しい状況にないと、首、肩などに負担となり、頸椎症や頸椎ヘルニアなどの原因になり、身体に不調を来します。
生理的弯曲が必要なのは直立時だけでなく、睡眠時も同様です。生理的弯曲が崩れてしまうと、睡眠の質が下がり、腰や背中などに負担がかかります。生理的弯曲は、睡眠時にも重要なのです。
あなたが柔らかいフカフカのベッドや低反発のマットレスで寝ているとしたら、腰の部分が沈み込み、生理的弯曲が崩れている可能性があります。
この負担を減らしたいのであれば、高反発マットレスを使うことです。生理的弯曲を維持でき、身体への負担を最小限に眠ることができます。
センターラインピローが寝姿勢を改善!
枕選び一つで、寝姿勢を改善できる可能性があります!
これまでは枕選びというと「自分に合ったもの」を選ぶことが主流でした。しかし、「なかなか自分に合っているものが見つからない」「自分に合っている枕って、そもそもどんな枕……?」と、枕を20個、30個と、買い替えている人も少なくありません。実際のところ、自分に合う枕を見つけるのは至難の業。人の頭や首の形は千差万別なので、合うものが見つからなくても当然なのです。
一方、私たちの整体院が使用している枕「センターラインピロー」は、「正しい姿勢にする」ストレッチ枕です。あなたの姿勢が正しくなるように、ストレッチ目的で使う枕なのです。
かまぼこのような独特の丸み、高さ、硬さは、人の身体にフィットする形です。
整体の理念を生かした「センターラインピロー」を自宅でも使ってセルフケアすれば、自然と正しい姿勢を手に入れることができるようになります。
センターラインピロープレミアムで、朝もスッキリ
従来のセンターラインピローシリーズから引き継がれた、頸椎サポート機能で、首・肩こり・姿勢対策が施されているので、寝ているだけで首・肩周りがスッキリ。さらに、高反発素材を用いてサイドをゆるやかに高くしているので、寝返りがスムーズにできるのもポイントです。また、あお向け寝、横向き寝、それぞれに適した高さで寝るために、中央部と両サイドの高さが違う構造になっていたり、前後の高さが違う2way設計×高さ調整シートで、まくらを自分好みに調整できる工夫も施しています。
他にも、通気性抜群のファイバー構造で蒸れにくく、寝汗や熱を逃しやすくなっていて、気持ちよく眠れます。
そして何と言っても、朝のスッキリ感が他のまくらとは全然違います。健康で快適な毎日を送るには、まずはより良い枕選びが必要です。
自然治癒力もアップする正しい寝姿勢
高反発マットレス「スリープオアシス」
正しい寝姿勢が、健康な身体をつくる
正しい寝姿勢のためには、マットレス選びも重要です。なぜなら、身体の土台である骨盤と柱の役割でもある背骨の関係は、健康を維持するためにとても重要だからです。しかし、マットレス選びを間違えれば寝姿勢がゆがみ、骨盤や背骨も歪んでしまいます。
センターラインピローを使ってストレッチをしていただいても、身体を横たわらせるマットレスに問題があると寝姿勢は整わず、効果を実感できない可能性もあります。当然、睡眠の質も上がりません。
人間には「自然治癒力」という、傷ついた細胞や疲労した組織を修復させる、自分の身体を治していく力が備わっていますが、この自然治癒力は良質な睡眠によってもたらされるといってもいいくらいです。
食事から得た栄養も睡眠中に合成されて、免疫を調整したり、筋肉を成長・再生させたりします。脳の老廃物を除去する力も睡眠時のほうが約10倍活発になり、肝臓や腎臓の解毒作用も睡眠時に高まります。
枕だけでなくマットレス選びにもこだわることが、健康への近道です。
”寝返り”していますか?
寝姿勢の他に、睡眠中の「寝返り」についても意識してほしいです。
寝返りには、実は健康維持のための重要な機能があるからです。
1)血行を促し、適切な体温に調節する
同じ寝姿勢のまま動かずにいると、布団と接している部分の血液が滞ってしまいます。身体の圧力で、血管が圧迫されて血行不良の状態になってしまうのです。すると、筋肉も緊張しやすくなります。
そこで寝返りをすると、圧迫されていた血管やリンパ管が開放されて血行促進されます。筋肉の疲労回復も早まり寝起きもスッキリするでしょう。また、寝返りを打つことで布団の中の空気が入れ替わり適度な温度・湿度も保つことができます。こうして、快適に眠ることができるのです。
2)身体の歪みを整える
適度に寝返りを打つことでストレッチをしているような状態になり、身体の歪みが整えられていきます。その日1日の中で歪んでしまった身体の部位も、寝返りを打つことで元に戻すことができるわけです。
筋肉や骨格がズレても、寝返りを適度に打っていれば歪みも怖くありません。
正しい寝姿勢を「スリープオアシス」がサポート
このマットレスは、高反発ファイバーで厚みと密度を高めているため、身体をしっかり押し返し、沈み込むことなく睡眠時の寝返りをサポートしてくれます。
少ない力で寝返りをすることができるので、熟睡を妨げることもありません。
また、仰向けに寝たときには直立時と同じ姿勢になるため、背骨が自然なS字カーブを描きます。
正しい寝姿勢は身体に負担をかけません。ストレスも軽減され、朝までぐっすりと眠ることができるのです。
睡眠は、1日のうち3分の1を占めるもの。健康のためには、よい寝姿勢での眠りを手に入れて、良質な睡眠をつくることが必要不可欠です。
快適性も抜群のマットレス「耐久性・通気性・衛生管理」
8万回の圧縮にも耐えた!90%以上の復元率を実証
スリープオアシスの高反発ファイバーは、長期間使用してもへたりにくい高い耐久性が特徴です。
JIS規格に基づいて8万回のひずみ試験を行いましたが、90%以上の復元率を実証しているので、安心してお使いいただけます。
通気性もよく、快適な寝心地を作り出す
スリープオアシスは睡眠環境を快適にするマットレス仕様。新次元素材のファイバー構造には極細の繊維状ポリエチレンを使用し、絡み合うように編み込ませました。この構造が通気性の良さを実現し、寝汗による湿気を発散。カビやダニなどのトラブルからも解放してくれます。
ウォッシャブルだからいつでも清潔
睡眠時にコップ1杯分の汗をかくと言われますが、一般のマットレスはなかなか洗うことができません。しかし、寝汗はたっぷりの水分と老廃物を含み、カビやダニの餌になるのです。
その点、スリープオアシスなら水洗いが可能。カバーは丸洗いでき、中のファイバーまで水洗いが可能です。
心地よい眠りは清潔な寝具から――そんな当たり前を叶えました。
東葉コンディショニング「睡眠サポートサービス」
当院が行う睡眠サポートについて、おわかりいただけましたか?
心身の健康を保つには、睡眠の質を高めることは欠かせません。
寝具の見直しや睡眠環境を整えることなど、できることから始めていきましょう!
当院の睡眠サポートサービスについて、詳しく知りたい方は、下記より内容を御覧ください。