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腸内環境 2018/01/17

腸内環境の悪化が原因で腸壁に穴が開く!? 「リーキーガット症候群」とは!?

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皆さんの身近にアレルギー体質を持っているという方が増えたりしていませんか?

アトピーやアレルギー性鼻炎、花粉症、金属アレルギーなど、アレルギー患者の数は、年々増加傾向にあることがわかってきています。厚生労働省の調査では、なんと日本国民の約3分の1が何かしらのアレルギー症状に悩んでいると報告されています。

では、なぜアレルギーで悩む人が年々増えているのでしょうか?実は、アレルギー体質には「腸」が深く関係しているのです。

 

皆さんはリーキーガット症候群という言葉を聞いたことはありませんか?

日本で最近増えている疾病で、カラダに不快な症状をいくつも引き起こす原因になっています。リーキーガット症候群とはLeaky(漏れる)Gut(腸)文字通り「腸に穴が開いてしまう」のがリーキーガット症候群(腸漏れ)なのです。すでに日本人の6~7割がこのリーキーガット症候群になっているという話もあるくらいです。

では、リーキーガット症候群になるとカラダはどういう変化をしてしまうのか、その原因や対処法について書いてみようと思います。

 

 

◆「リーキーガット症候群」(腸漏れ)とは?

「腸もれ」とは小腸の壁(腸壁)に穴が開いてしまい、毒素・細菌・未消化の食べ物などが血液中に侵入してしまう事を言います。腸は食べ物を消化して栄養を吸収しているのはもちろん、免疫力を維持したり、ビタミンやホルモンをつくったりしています。このように腸は体に必要なものだけを吸収し、不必要なものを入れず悪いものの侵入を防ぐ役割をしています。そんな腸に穴があいていたら、悪いものが血液中に漏れて体中に巡ってしまいます。そうすると体のあちこちで悪さを働き、アレルギー症状を始め免疫力の低下、うつ病などさまざまな不調や病気を引き起こすことになってしまいます。

欧米では腸に穴があくトラブルの事を「リーキー・ガット・シンドローム」と呼んでいます。近年、アメリカでは「心身に様々な不調を引き起こすトラブル」「多くの重大な病気につながる可能性の高いトラブル」として大きな注目を集めるようになってきています。

 

腸もれが引き起こす不調症状

下痢、便秘、消化不良、胸やけ、嘔吐、吐き気、鼻づまり、疲労感、息切れ、原因不明の微熱、肌荒れ、抜け毛、イライラ、
落ち込み、不安感、意欲低下、集中力低下、風邪を引きやすいなど

 

腸もれが引き起こす疾患

アレルギー疾患、喘息、アトピー性皮膚炎、セリアック病、動脈硬化症、糖尿病、肝機能障害、甲状腺機能低下症、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、慢性疲労症候群、自己免疫疾患(関節リウマチ、
全身性エリテマトーデス、多発性硬化症など)、うつ病、統合失調症、自閉症、ADHD(注意欠如、多動症)、認知症など

 

腸もれと食物アレルギー

・日々の生活において除菌を積極的に行い、常に清潔
・糖質摂取量が多く食物繊維が少ない食事
・保存料がたくさん入った加工食品の摂取
・緊張やストレスが続く多忙な日々

これらは全て腸が嫌がることであり、腸の粘膜を弱らせてしまう要因になります。腸の粘膜が弱ると傷つきやすくなり、いつしか小腸に穴があいてしまい、通常は吸収されないはずの物質が体内へ侵入。その物質が体内でアレルギー反応を引き起こし食物アレルギーが引き起こされるということです。

 

◆リーキーガット症候群は乳幼児期の育ち方が影響している!?

「生後10か月までの期間」は腸内において腸内フローラが形成される重要な時期です。ハイハイができるようになると、その辺にあるものを口に運んだり、なめたりします。

これは本能的にできるだけ多くの菌を取り入れて、免疫力を高めようとしているのです。

いい菌も悪い菌も含めて、赤ちゃんの時にできるだけ多種多様な菌を取り入れる方が、丈夫で免疫力の高い腸内フローラを作ることにつながります。清潔にすることは、悪いことではありませんが、清潔すぎる環境で子育てしてしまうと腸がひ弱な子になってしまい、食物アレルギーなどアレルギー体質になってしまうのです。この腸内フローラが作られる大事な時期にどれだけの菌と接したかが、一生その人の健康を左右すると言っても過言ではないのです。

幼い頃の環境が、その後の人生において腸の持つ免疫機能に大きく影響してくるのです。

 

リーキーガット症候群が及ぼす腸の機能停滞

リーキーガット症候群になると、以下の6つの小腸の機能が働きにくくなります。

①食べたものを分解・消化し、栄養を吸収する

②老廃物を除去して便の元を作る

③有害な物質が体内に入らないように体を守る

④身体の免疫システムの約7割を受け持つ

⑤各種ビタミンやホルモンを合成する

⑥セロトニンやドーパミンなどの「幸せ物質」をつくる

しかし、リーキーガット症候群では腸に穴が開いてしまうため、本来持つ機能を働かせることが出来なくなってしまうのです。小腸は栄養の分解や吸収だけでなく、ホルモンの合成などにも携わる重要な器官です。人の心と体はほとんど腸によって動かされていると言っても過言ではありません。腸内環境が乱れ、リーキーガット症候群になってしまうと、正常に働けなくなった免疫システムや、ホルモンの分泌・体の老廃物を排泄するという機能が停滞してしまいます。結果、毒素が身体に溜まり、アレルギー症状を始め様々な症状を引き起こすことが多くなるのです。

 

 

◆腸を綺麗に保つために重要な腸内細菌

腸の機能を維持するために働いているのが腸内細菌です。

腸内細菌は大きく「善玉菌」悪玉菌」「日和見菌」

の3つに分かれています。

この善玉菌を増やして悪玉菌を減らすことが腸内の環境を調える上で非常に大切なことなのです。しかし、ただ悪玉菌をゼロにしてしまえばいいというわけでもありません。腸内環境を維持するための理想的なバランスは善玉菌2悪玉菌1日和見菌7とされています。

どちらかが、多すぎたり少なすぎたりするのではなく、腸内細菌をバランス良くしておくことがリーキーガット症候群にならないための第一歩です。

 

 

◆腸内環境をキレイに保つと体にはこんなメリットが!!

 

 

①代謝が良くなって脂肪燃焼パワーアップ 

太りにくい体質になれる!

腸は食べ物から栄養を取り込み、血液の質を決める器官でもあります。腸が綺麗になると、栄養素がサラサラで質の良い血液に乗って、全身の細胞に効率よく運ばれるようになります。こうして栄養の受け流し(=代謝)がうまくいくと、脂肪を燃焼する力が高まって太りにくくなるのです。

②便秘が解消されて毒素ストップ

美肌になれる!

便秘により便が腸内に長くとどまると、腐敗発酵が起こって毒素を発生します。この毒素が腸壁から血液に吸収されて全身をめぐり、吹き出物などの肌荒れを引き起こすことに。逆に便秘が解消されて美腸になれば、栄養素が血液に乗って全身に行き渡り、トラブル知らずの美肌になれるのです。

③アレルギー物質から体を守る免疫機能を強化

脱アレルギー体質になれる!

腸には悪いものから身体を守る機能「免疫システム」があって、体内に入ってきた物を吸収すべきか判断します。花粉症などのアレルギーもバランスを崩した腸内環境を整えて「免疫システム」をうまく働かせるようにすれば、つらい症状を緩和したり予防したりすることが可能に!

④乱れた自律神経のバランスを回復

プチ不調が改善する!

腸内環境が悪くなると、交感神経が優位の状態が長く続いて血行が悪くなる為、むくみや冷え、肩こりに。血液を通じて毒素が全身に巡るので、頭痛やめまいを起こすことも。こんなプチ不調も腸内環境がよくなると自律神経のバランスが整い、改善します。

 

⑤幸せホルモン「セロトニン」を増産!

ポジィティブ思考になれる

第2の脳とも呼ばれる腸には脳と同じ神経細胞があり、幸せを感じるホルモン「セロトニン」の99%以上が腸管で作られています。腸内環境が乱れると、セロトニンの量が減って怒りっぽくなったり、やる気がなくなったりと精神的に不安定な状態に。腸内環境をよくすればセロトニンが増えてポジィティブ思考になります。

 

腸内の環境をキレイに保つことで身体はこんなにも変わってきますが、反対にそれだけ健康には腸内環境が大きく影響しているという事でもあります。

あなたの腸内はどうですか?

簡単に出来る腸内環境チェックを用意しましたので、やってみて下さい!

 

◆あなたの腸内環境は?

簡単に自分でできる腸内環境チェック!!

 

腸内環境を簡単にチェックできる質問をいくつか用意しました。

チェックの数が多いほど注意が必要です!

これからの質問にいくつチェックが付くか覚えておいてくださいね。

 

・1日の運動量が30分以下だ

・タバコを1日10本以上吸う

・顔色が悪く、老けて見られる

・肌荒れや吹き物に悩んでいる

・水分をあまりとらない

・寝つきが悪く、寝不足気味

・ストレスを感じやすい

・朝食を取らないことが多い

・朝はせかせかしていて余裕がない

・食事時間が不規則

・野菜をあまり食べない

・大好物は肉だ

・発酵食品が苦手

・週に4回以上外食をする

・アルコールを毎日たくさん飲む

・お通じの時間が不規則

・イキまないと便が出ないことが多い

・お通じの後もお腹がスッキリしない

・便が固くてコロコロしてる

・3日以上お通じがない

・下痢をしやすい

・便の色が黒っぽい

・便器の水に便が沈むことが多い

・おなら、便が臭いと思う

 

いかがでしたか?

では、チェックのついた数について見ていきましょう。

 

チェックが4個以下

問題なし

腸年齢≦実年齢

腸年齢は実年齢以下で腸内環境は良好です。腸が原因の病気や不調は起こりにくい状態ですが油断は禁物!これからも腸内環境を良くする生活を心がけましょう。

 

チェックが5~9個

危険度レベル1★

腸年齢=実年齢+10歳

実は、日頃より健康に気を配っていると言う人に多いのがこのレベル。ショックを受けてる人も多いかもしれませんが、生活を改善するだけで十分若返りを図れますよ。

 

チェックが10~14個

危険度レベル2★★

腸年齢=実年齢+20歳

便秘がちな人や、不摂生な生活を続けている人、またはアラサー世代に多いレベル。一見、健康に見えても実は不調のオンパレードという状況です。早急に生活改善をする必要があります。

 

チェックが15個以上

危険度レベル3★★★

腸年齢=実年齢+30歳

腸はすでに老人と同じ状況です。悪玉菌が優位になっていて、腸内環境がかなり悪くなっています。重篤な病気を予防するためにも今すぐ食生活の改善を改めてましょう。

 

 

たくさんチェックのついた方はリーキーガット症候群になっている可能性が高いです。

今の食生活や、生活習慣を見直してみることをオススメします!

 

 

しかし、そうは言っても今の生活を中々変えられなかったり、変え方がわからないという方も大勢います。そこで、からだナチュラルでは、リーキーガット症候群を改善させながら同時にカラダの代謝機能を向上させるファスティングをご紹介しています。

 

◆ファスティングとは?

ファスティングとは英語で「断食」の事を言います。

現代人は、好きな時に好きなものを好きなだけ食べられるようになっています。外食やコンビニなどは便利な反面、食材の中にはリーキーガット症候群引き起こす「食品添加物」「残留農薬」「グルテン」などが含まれていることも。また、高たんぱく・高脂肪食などの摂り過ぎで現代人の消化器官は疲れきっているのです。消化器官の機能低下が、体内に消化不良を引き起こし、リーキーガット症候群の元を自分で作ってしまっているのです・・・。

 

そこで、ファスティングを行うと、一定期間、有害物質がカラダに入るのを止めることが出来ます。

そうすることで、体内の「代謝」(毒素を外に出す)機能が活発に働けるようになり、今まで溜まっていた体内の毒素を便として外に出したり、脂肪を燃焼させてエネルギーに変換してくれるようになるため、結果的に腸内をキレイにしながらダイエットも出来ちゃうという方法なのです。

 

「え、断食なんて無理・・・」と思われる方も安心してください。

からだナチュラルでは、皆さんが安心安全にファスティングをトライできるよう会員制度や、LINE 電話での対応も行っています。

   

ただ、断食するだけではなく、必要最低限のミネラルやビタミンといった栄養素はしっかり摂りながらファスティングを行うので、体重はもちろんアレルギー体質まで改善している例もあります!

 

ファスティングについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ!!

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